Travel memories and records vol.2

デザイナーの旅の様子をお伝えしている「旅の記録と記憶」のvol.2

vol.1を見ていて、言葉足らずというか、説明不足だった感じがしているので、簡単に説明します。

2023年7月にコロナ禍が明けて、久しぶりのアメリカに家族と共に旅に行きました。仕事の予定もあったのだけど、ここでは記載出来ないような内容なので、今回は主に家族旅行の記録のような写真が中心です。バイヤー時代には何度もアメリカに行っていたので、その思い出を交えて、ここに思い出話も記載させてもらっています。僕以外の家族は初めてのアメリカということで、初心者でも楽しめるような旅のルートを設定して、約10日間のスケジュールで渡米。子供の年齢は現在1歳と5歳の2人の女の子。子供を連れてアメリカに行きたいけど、どこに行けばいいかわからない、何をしたらいいかわからないという人たちに、少しでも参考になればと思って書いています。では前回の続きDay 5からご覧ください!

Day.5 Grand canyon

今回、一番の目的地だったグランドキャニオン。僕はここに来るのはたしか5回目。奥さんには「いつかグランドキャニオンに連れて行く」と約束もしていたので、今回がその約束の旅になりました。このグランドキャニオンは初めて行った時から僕のパワースポット。ここの場所はその後の人生に、とてもいい影響を与えてくれる場所。この何千年もかけてできた大自然の中にいると自分なんか蟻のように小さな存在だと感じる。その小さな存在の悩みなんて本当に小さなこと。だから悩んでいることなんか大したことはなく、なんでもやってやろうという気にさせてくれる。僕の知り合いでここに来た人たちは、みなその後の人生が輝いているように感じます。ちなみに会社に所属している時はグランドキャニオンに行ける余裕がなく、ちゃんと行ったのは独立してから。ここの場所は自分でお金を払って自分でたどり着いてこそ意味があるように感じます。

いつも思うけど、ここの場所は写真では伝わらない、現地でしか感じることのできないパワーみたいなものを感じます。HOMEDICTのNAOに「宮田さん、子供二人連れてハイキングしたんですか?」と聞かれたけど、、、グランドキャニオンは車ですぐ近くに行けるのでハイキングは必要ありません。笑

そういえば初心者には海外で車に乗ること自体がハードルが高いと思われがちだけど、日本からレンタカーを予約して少し運転して慣れれば、海外での運転も怖くありません。保険をフルカバーしていれば、事故しても大丈夫だし、右車線だから初めは不安だけど、すぐ慣れます。日本と少し違うのは赤信号でも車や歩行者がいなければ、右には回ることが出来るのと、CARPOOLという2人以上乗っている車が走ることが出来る車線(渋滞緩和のため)がフリーウェイにたまにあることだと思います。特にアメリカは電車で行けるところは限られていため、車で走らないと面白くない。ぜひ海外で車を乗れるようになってください。世界が広がります!少し気をつけて欲しいのはレンタカー屋さん。必要のないオプションをたくさんつけられてぼったくられる可能性があります。ちゃんと書類を翻訳して確認してください。昔からよくレンタカーをしていたので色々な車に乗ることが多い。一番思い出に残っているのはTOYOTAのT100というピックアップトラック。日本ではピックアップトラックはあまり乗らないけど、古着の仕事をしている時はピックアップトラックはとても便利でした。こういう生活をしていたから、今でも色々なタイプの車を乗り分けて乗っているのだと思います。

この日はグランドキャニオン近くにあるTHE GRAND HOTELという少し高級なホテルに宿泊。グランドキャニオンの雰囲気が満喫できる綺麗なホテルでした。

近くにBIG Eというステーキハウスがあり名前につられて入りましたが、美味しいお店でした。笑

今回は時間に制限があったため、グランドキャニオンのみでしたが、アンテロープキャニオンやモニュメントバレーなどグランドキャニオン周辺の観光地を一周するツアーなどもあります。飛行機やヘリコプターで行くこともできますが、車で行く方が旅を感じられるのでおすすめです。グランドキャニオンでは友人などにもお土産を買って、奥さんにもジュエリーをプレゼントに購入!ただ5歳の娘にはみかん狩りの方がみかんが食べれるから楽しいと罵られました。。。子供にはまだわからないけど、写真には残っているので、いつか感じてくれるはず。。。

ライフスタイルを提案とよく目にするけど、本当の意味でのライフスタイルを提案している店やブランドはどれだけあるのだろう。蓋を開けるとなんだか嘘だらけのビジネスライフスタイルだと感じるので、せめて自分は出来るだけ等身大で着飾らないライフスタイルを曝け出して、ビジネスだけではないなにかを模索しながら、自分らしいライフスタイルを提案したいと思っています。だから洋服作りもマイペースにすすめたい。自分の中から溢れ出るものを創りたい欲、ものを着たい欲と向きあっていきたい。僕のライフスタイルに欠かせないグランドキャニオン。本当におすすめの場所です!

Day.6 Route 66

グランドキャニオン近くで宿泊した後は、ロサンゼルスに戻らずにラスベガスに行くスケジュール。同じ道を通って帰るのが退屈なのであえて遠回りをして、今はあまり使われていないRoute 66を通りました。この辺のRoute66は古い道で基本的に遠回りになるので現地ではあま使用されていない。古い道なので新しいお店などは基本的には少なく、昔から残っている店かつぶれてしまった店などがあり、場所によっては今でも古き良きアメリカを体験できる場所。ちなみに古き良きアメリカってよく使われるけど、僕はリアルに色々な場所のアメリカをたくさん見てきたので、古き良きアメリカよりも新旧入り混じったアメリカのが好き。アメリカのヴィンテージの古着も好きだけど、日本で言えば着物を着ているような状況なので、やはり今の時代の感覚で古いものを一部取り入れるのが好きなんです。ある意味、学生のころ憧れていたアメリカンヴィンテージは、実に日本のメディアらしい戦略で構築されたマーケットだと20代に強く実感したのを覚えています。それからは実体験として自分が感じたことのみを信じて、周りの情報やメディアに左右されないようになっていった気がします。

この日は最近日本でも車を運転するようになった奥さんがアメリカでも運転してみたいということで、車通りの少ないRoute66で車の運転の練習をしました。フリーウェイは日本よりもアメリカの方がスピードが速いので、まずは車通りの少ない道で車の運転の練習をするのがおすすめです。それとアメリカに行くとタイのご飯屋さんによく行きます。昔からアメリカで食べるタイ炒飯(日本のタイ炒飯と少し違う)が大好きで、この日は家族みんなで行きました。アメリカに行くと一番困るのが食事。時間がないとファーストフードの食事ばかりになり、日本のように種類がないので、だんだん飽きてくる。今回はせっかくなので美味しいお肉屋さんなども探して色々食事も満喫してきました。

そしてこの日は夜にラスベガスに到着。深夜のラスベガスで見た異様な月の正体は、、、

Travel memories and records vol.3に続く(近日公開)