Traveling Nylon Coat Varde77 2024

2024年現在、不定期にリリースが行われているVarde77。最近はweb上での販売よりも店頭販売を重視したいというデザイナーの考えのもと、リリースを絞ってwebやSNSではあまり発信されない閉鎖的なブランド運営が行われています。SNSやホームページには紹介されていない商品は実店舗にてご確認ください。

今回は久しぶりにこちらのホームページでもご紹介できる商品がリリース。

Varde77 traveling nylon coat / ¥69,080-(¥62,800-)

Varde77デザイナーのコメントにてご紹介します。

今は育休期間中(期限未定)ということで、自分の気分を反映した商品リリースしかしていない状況です。こんな状況だからこそ、自分が絶対に着るものしか作っていません。このコートは今の自分の環境をダイレクトに反映したアイテム。鞄を持たなくてもいいバッグ内蔵型のようなたくさんポケットのついたデザイン。ハンドポケット(手を入れるためだけのポケット)をあわせると合計10個のポケットがあります。モッズコートのデザインが昔から好きで、何度かこの雰囲気のコートはリリースさせていただいていますが、今回が最終系のようなイメージです。

僕は財布やiphoneなどよく落としてしまうので、大切なものは紐をつけたりカラビナをつけて、出来るだけ落とさないようにしています。特に海外に行くときは洋服のどこかにひっかけてポケットに入れることが多い。だから、たくさんポケットがあって、カラビナを引っ掛ける部分もあるポケットをたくさん搭載しました。ジッパーで閉じることができるポケットやドットボタンで閉じるタイプのポケット。フラップを無しにして取り出しやすいようにしているポケットなど色々種類を作って、本やサングラスなどを入れることも想定してデザインしています。サングラスやメガネは着用して右上部分のポケットのテープにひっかけて持つことが多いです。

たくさんのものを入れる想定でデザインしたため、コート自体の重さも、できるだけ軽くなるような素材で構築しました。僕はカメラを首からかけて持っていることも多いので、襟元を大きくして雨が降ればすぐカメラを内側に入れれるようにしてナイロン素材なのでカメラに直接雨があたらなくなっているのも、自分ならではのデザインだと思います。こういうコートだとフロントジッパーが搭載されたデザインになりがちだけど、コート自体の重さやカメラの使い勝手を考えて、部分的にとめることの出来るドットボタン使用にしています。襟元が大きく開いているデザインも特徴。

トラベリングという名前の通り、旅行にも最適なデザインになっています。ナイロン素材なので、シワも気にならない。ブラック一色で統一しているため、シンプルだけど他の服に合わせやすく、素材的にも軽く、中に色々着込むことができるので、1年を通してたくさんの時期に着用していただけると思います。僕は車を数台所有しているのと、管理している店舗が多いのでとにかく鍵が多い。鍵をひっかけて持つことができる服はとても重宝します。

この商品は最近リリースが少ないVarde77の中で定番的な立ち位置にしたかったので、HOMEDICTでは在庫をしっかり持って提案させてもらっています。このコートの素晴らしさを感じていただきたいです。ぜひ店頭で着てみて欲しいです。

Varde77 デザイナー H.Miyata

とてもリリースの少なくなったVarde77。お客様は少し寂しい思いをしているかもしれませんが、2024年でブランド設立18年目。基本的には立ち上げ当初から変わらず、デザイナーが一人でデザインを行なっているため、デザイナーの気分や環境によってリリース数は変わります。毎年アルバムをリリースするミュージシャンも長年継続するとリリースが減ることが多いかと思います。Varde77も音楽のような感覚で、次のリリースをお待ちいただければ幸いです!