Explore my standard things

Explore my standard things=「MY定番ものを探る」

Varde77のデザイナーである宮田氏に、いつも使っているものや大切にしている定番ものを紹介してもらった。今回はあえてVarde77を除外という条件で定番ものを7点厳選。

1.LEVI’S VINTAGE SUEDE JACKET

まずはよく紹介しているので、僕のイメージにもあると思うLEVI’Sのスエードジャケット。60年代のものだけど、学生のころに手に入れてもう25年近く着用しているもの。リーバイスでもデニムジャケットやパンツはサイズがあわなくなったり、断捨離で手放したりしているけど、このスエードのジャケットだけはサイズ感も今と昔で気分は違ったとしても、なぜかいつも着たくなるサイズ感。とても気に入っているのですが、あまりハードに着るとスエードという革の都合上、劣化してしまう。2013年にはこのアイテムをREVIVAL 90% PRODUCTS Varde77のラインより復刻しました。そしてさらにその5年後にも革を理想に近づけて再度復刻して発売しています。それだけ思い入れも強い。大切に保管をして着ています。

2.ROLEX 1980’S DAYDATE

これはデイデイトというオールプラチナのモデル。

僕は金属アレルギーなので、基本的に長い時間金属をつけたくはないので、常に着用しているわけではないのですが一番大切にしている時計。大切にしている理由もあって、尊敬していた叔父に譲ってもらったものだからです。その叔父は病気で突然なくなってしまったため、この時計にその魂が宿っているかのような感覚で持っています。20代の時にデザインが気に入って譲ってもらったのですが、この時計をもっているからか、他の時計にはあまり興味を持ちません。他の時計はVarde77で作ったナイロンベルトのものはたまにつけたりはしていますが、僕の中ではこの時計はとても思い入れが強いものです。もうひとつ祖父にもらったGRAND SEICOという時計も大切にしています。時計に限らず、そのものに誰かの魂が宿ったかのようなストーリーあるものが好きです。

3.RIMOWA ORIGINAL TRUNK 

このリモワのトランクは比較的最近買ったもので、長い間グローブトロッターというトランクを使っていました。子供が出来て、旅行に行く時に荷物が多くなってきたので、家族の荷物が入って持ち歩きしやすい四輪のこのトランクタイプを買い足しました。普通のサイズより少し大きく深さがあるのでたくさんのものが入る。たくさんものを入れても安定性もあるし、キャスターもスムーズに動くのでとても持ち運びしやすくて、デザインも含めてかなり気に入っています。

4.DUFY VerBockel Rolltop Backpack 2.0 ‘Un-Zipped’ 

こちらは手提げとリュックで2WAYで使える鞄。一度Varde77でコラボレーションして制作した時に購入しました。ここ近年はいつも使っていて、特にパソコンやカメラを入れた時の安定性やポケットが充実しているため、僕にとってのビジネスバッグとして重宝しています。普段は手提げとして使っているけど、子供といるときは手を繋ぐので、リュックとして使えるためパパ用の鞄としても使いやすい。金具や素材、デザインもとてもバランスがよくて、もう一つ欲しいぐらい。かなりハードに使用しているけど、本当に丈夫で僕の中ではパーフェクトなカバンです。HOMEDICTでも一時期取り扱いしていました。(現在取扱はありません。)

5.MATSUDA EYEWEAR

Varde77は除外という縛りでしたが、ブランドはMATSUDA EYEWEARということでグレーラインですが、紹介させてもらいます。笑 このMATSUDAというメガネブランドはメガネに対する僕のデザイン製作意欲を喪失させたブランドです。昔はVarde77でも自身で眼鏡を制作してリリースしていました。ただHOMEDICTでこのMATSUDAという眼鏡ブランドに出会ってから、とても魅了されてしまって、自分でデザインする意欲がなくなってしまいました。常に新作も楽しみにしているし、今までも別注で5型ほどリリースさせていただきました。このモデルは今年リリースした一番のお気に入りモデルです。脱着式で眼鏡にもなるので、夜は眼鏡として使っていることが多い。たぶん僕が一番好きなブランドではないでしょうか。。。最近はMATSUDAコレクター化しつつあります。

6.Losowy Misalignment Ring

これも今年手に入れたリング。大好きな後輩がデザインしているブランドで、一目惚れしたリング。少し斜めにカットされていたり絶妙なアンバランスで角度によって様々な見え方をするデザイン。壊れたものを修復したような人生観みたいなものが投影されているかのようなデザインに魅了されました。金属アレルギーなのでたまにしか着用できませんが、これも今の主役のアイテム。手の周りにつけるアクセサリーは特に意味を持ったものをつけたいと思っています。

7.THE FLAVOR DESIGN FRAGRANCE

現在自分が経営している会社で運営しているブランドで、非常にたくさんの香りが作れるので、毎月のように違う香りを作ってフレグランスを楽しむようになりました。このブランドに限らず、香りというものが好きになって色々な香りを研究するようになりました。奥さんも一緒に香りオタクなので、最近は家族で香り探しに出かけることも多くなっています。昔はフレグランスってあまり使わないタイプでしたが、自分で作れるようになると、色々な組み合わせが出来て、いつも違う香りを求めて気分を変えられるようになり、今ではどっぷりハマっています。家にも車にも鞄にも毎日持ち歩いているものです。

今回はこの7点に厳選して紹介していただきました。

次回はもう少しライフスタイルに近い企画を予定しております。